グッドスピード

アタック・イン・LAのグッドスピードのレビュー・感想・評価

アタック・イン・LA(2016年製作の映画)
3.0
"イオージマ!!"

大学アメフト部員vsホームレス軍団。真夜中の殺人マラソン大会。

ハリウッド人肉通りの監督が作った哀れなるもの達。
この監督は不思議なセンスを持っている。
グロゴアはほぼ無いのだが、何となく暴力的な雰囲気を纏っている。
内容はB級(C級?)で金は全く掛かっていない。
アメフト大学生と殺人ホームレス軍団の命をかけた追跡劇のはずなのに、全員マラソン大会のやる気ない中学生くらいのスピードで笑った。
放たれた猛犬まで遅い。ワンワン吠えてるのにめっちゃテクテク歩いてるから可愛い。
狩られる大学生。行き場の無いホームレス。軍に尽くしたのに見捨てられた元軍人、ホームレスをいじめて遊ぶ少年、擦れた娼婦&ポン引き、悪徳警官、置き去りにされて「ママー!ママー!」って泣いてる40歳くらいの知的障害者。
これは夜のスラムに棲息する哀れなるものたちの映画だ。
ラストシーンが良かった。