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ただのUS万歳映画ではない
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これはうなる面白さ。
見るかどうしよか迷ってたんやけどフィル友さんが面白いって書いていらしたので映画館駆け込んだんだけどほんと映画館で見てよかったわ。迷っておられる方は絶対見た方がいいよ。
9.11の報復作戦でアフガニスタンへ兵を送るアメリカ。現地人を通訳に雇い爆弾工場殲滅を図っている。その通訳者はアメリカのビザ取得が約束されているはずだった。
作戦に参加しているジョン、通訳を担当するのは少々乱暴なアーメッド。言葉を通訳するだけでいいとジョンは言うが、真意を通訳するのが俺の役目だとアーメッド。この彼にジョンは何度も助けられることになる。
ただアフガニスタン報復作戦だけを描いているのかと思いきや、この後の展開に緊張が走る。しかもその展開がひと段落して終わるのかと思いきやそうではなくそこからがこの映画の本番。脚本や話の構成がまじすごい、ガイリチやるやんと感心する。
まぁ、ところどころUSアーミー登場!みたいなお決まり展開もあるんやけど、そんな事気にならないくらい圧倒的にアーメッドさんがいい。彼の活躍あってのこの作品。ジェイク・ギレンホールは基本色んな意味で瀕死状態。
この作品も社会派映画になってて、この通訳の人たち全員アメリカにいけたわけじゃないんよね。アメリカ軍が引き上げたあと、アフガニスタンに残されてタリバンに殺されてしまったり、今でも隠れて暮らしている方がいると。
色んな映画あっていいと思うけど、こういう社会派でもありしっかりエンタメとして見てもらえるつくりでもあり大変素晴らしいと思ったし、日本もちゃんと自国の問題を語れる作品作らないといけないねって改めて思った。