リアム

コヴェナント/約束の救出のリアムのレビュー・感想・評価

コヴェナント/約束の救出(2023年製作の映画)
3.9
言うまでもなく面白い
ガイ・リッチー監督はロックストックとかスナッチとかのイメージでいたけど、それを感じさせないくらい骨太でシリアスな作品だった
アフガンでの米軍vsタリバンがこんなに継続的に起こっていたとは全く知らなかった
ただ駐留してテロなどの抑止力になってるだけかと思ってしまっていた
だが実際の事情は複雑で、駐留米軍が撤退した後も大勢いた通訳が皆タリバンから裏切り者扱いされて危険な状態にあるということだ
銃撃戦はすごく緊迫感があって目が離せない
アーメッドによる献身的なジョンの救出は途方も無いものだったろうと思う
何が彼を突き動かしてそこまで思い入れの無いはずのジョンを守り続けたのか
そして目を覚ました後のジョンにとってはアーメッドはただの恩人ではなく、呪いのように頭から離れなかったのはすごくリアルに感じた
ただそれがあった分再開シーンは超感動
本当に絶望した瞬間死の天使が来てくれた
もちろんいい話なんだけど、戦争って終わりの来ない人災なんだなと思わされる作品でもある
リアム

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