トンソン荘事件で押収された事件の記録映像、そこに映る奇妙な現象の調査を開始した調査班だったが、背後に30年前に起こった一家惨殺事件との繋がりが浮かび上がり…。
検察庁に保管されている事件に関する残酷な映像記録「マルイビデオ」の謎を追うフェイク・ドキュメンタリー作品。
これは評価が難しい!!
内容云々以前に引っ掛かるところが…。
大筋の話は面白いし映像や舞台装置のクオリティは高いです。でもフェイク・ドキュメンタリー作品としてはクオリティがﾒﾁｬｸﾁｬ低い!!もう下手クソか!!と。
冒頭の雰囲気や中村監督的なナレーションでの立ち上がりは「ほん呪」的な感じで期待値も上がりましたが、それ以降話が進むに連れてドキュメンタリー感が加速度的に無くなっていく…。(と言うかストーリー自体も「ほん呪」初期に同じようやつが有ったような…)
演出、台詞、画角等々全てが映画的。ホラー映画としては怖さも気持ち悪さも確り有るのに、ドキュメンタリーという体裁でやっているので逆にそこが失笑ポイントに…。
映画ともドキュメンタリーとも言えないどっち付かずな演出で全然物語に没入出来ませんでした…。
エンドロール後に殊更「この作品は全てフィクションです」感を強調してたのに若干ｲﾗｯとしました…。
