タカ

ブギーマンのタカのネタバレレビュー・内容・結末

ブギーマン(2023年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

弱みにつけ込む暗闇の侵略者

ブギーマンといえばマイケル・マイヤーズを思い浮かべてしまうが、今作はまったくハロウィンと関係なし🙅‍♂️
スティーブン・キング原作と知り、前情報をほとんど入れず劇場に駆けつけた
なるほどそういう話ね🤔
冒頭ですぐ提示されるクリーチャーの存在
『ドリームキャッチャー』や『ミスト』の系列かなぁ
そしてクリーチャー設定に関しては『クワイエット・プレイス』×『ライト/オフ』のような感じで、暗闇になると絶対襲うマンのお話
そうなると既視感たっぷりで感じたことのある恐怖になってしまう
斬新だなと思うオリジナリティは感じられなかった
罠を仕掛けまくった家でクリーチャーを仕留めようとするくだりはそれこそ『ハロウィン』(2018)のローリーvsマイマイみたいで楽しかったけどね👍
ダメだ!結局『ハロウィン』の話になってる

新進気鋭の監督
すごくお若い監督でFilmarksに登録されているフィルモグラフィーを見る限り今作が三作目のメガホン
前二作の『ズーム』『ダッシュカム』はどちらも全編POV視点の作品
ベッド下を覗き込むシーンでそのまま視点が逆さまの主観になるのとかはPOVの経験が生かされてるのかなぁ
なかなか面白いカメラワークだなと鑑賞中に感じた
低予算で尖った感じの前二作とは毛色が違って、どっしりと落ち着いたホラーをやってる印象
個人的には少し『ダッシュカム』のようなおふざけ要素が欲しかった気もする

ともあれこういう家族再生のストーリーは好み
どこかシャマラン作品を想起させる
いや、そもそもキング作品の特徴なのかな??

とにかく劇中に出てきたボール型照明が欲しい
タカ

タカ