みおこし

一ダースなら安くなるのみおこしのレビュー・感想・評価

一ダースなら安くなる(1950年製作の映画)
3.3
『おそ松くん』に影響を与えたという1本。ニュージャージー州に暮らす12人の子供たちとその両親の毎日を生き生きと描いたホームドラマ。実在の能率作業研究者であるフランク・バンカー・ギルブレス・シニアのお話をもとにしているそう!

能率技師であるギルブレスは、どんなときも効率重視。子供たちにも「1ダースなら安くなる!」とその教えを説き、12人の子供たちは日ごろから無駄がないように暮らす訓練を怠らなかった。しかし、時にその堅苦しい家庭ルールに戸惑いを隠せない子もおり、思春期を迎えた長女アンは両親に反抗的な態度を見せるようになり…。

お仕事の効率をよくすることを仕事にしているお父さんを持つと大変すぎますね…(笑)。楽しそうにしてるしにぎやかでいいんですけど、子供たちに求めるレベルが色々と高すぎて私なら数日でギブアップしちゃうなと思いました…。お風呂に入りながらフランス語とドイツ語も勉強させられたり、一息つくタイミングもほとんどなさそう。
でも固い絆で結ばれた両親と子供たちとのやり取りは感動的だったし、特にお母さん役のマーナ・ロイが物静かだけど芯の強いお母さんを好演していて印象的でした。

後半は前半の明るい印象とは対照的過ぎるまさかの展開に…。終わり方も急すぎてびっくりしましたが、続編で語られるということですね。
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