終始不穏な雰囲気を漂わせて描かれている本作、結構、筆者の好物なジャンル。そしてNetflix
のオリジナル配信作品という事で過去の作風が類似したシャマランの『ハプニング』等と比較してもかなり面白く楽しめた作品だったというのが印象。
マハーシャラ・アリ演じる裕福な黒人親子に対して、常に他者に対して攻撃的な思考で対してしまうジュリア・ロバーツ、それの中間的なイーサン・ホーク。何よりも本作では憎まれ役を好演しているジュリア・ロバーツが何が起きたか分からない中で疑心暗鬼に陥っていく様が見事であったね。状況によっては混乱が先に起きてパニックに陥る事もあるのだなと改めて感じたね。
そして終盤に目立った動きを見せるのがケヴィン・ベーコン。彼とて何処まで状況を把握していたのか不明であるが世紀末論者は、流石に準備周到だ。
動物の動きなど具体的に何が起きたかは明確に示されないが、大統領選挙がある年にこういう作品を見ると何となく不安になってくるよね。
作品は終始高いテンションが張られており見所十分であったね。
