“さっきまでいたのになぁ。”
»その場にいない“誰かの想い”を見ることができる青年が、その力を生かして体調に悩む人やトラウマを抱えた人を癒やしながら、ある母子家庭で暮らしていたが、自分の隣に謎の男が現れ、やがて過去と向き合う。
はい、全く予備知識なく見始め、中盤まではあのタイのアピチャッポン・ウィーラセタクン監督の美しくもスピリチュアルな雰囲気をひしひしと感じましたね…生霊なんて言葉も出るし。
で、後半はテイストがやや変わりましたが…そう来ましたか。
うん、見る側に解釈を委ねる系統の作品なので、何とも言い難いですが、やはり想いですよね…想いは生きてる人だけではなく死んだ人にだってある訳で、個人的にはこれは見方を全く変えないとと思ったら、割と腑に落ちた感じになりましたが。
なお、俳優陣では、まずは坂口健太郎…こういう浮遊感ある役こそがハマりますよね。
齋藤飛鳥…彼女の透明感を活かした感じでしたね。
市川実日子…こちらもいい仕事してます。
浅香航大…静と動の演技、お疲れ様でした。
さらには、キーパーソンでもある子役の磯村アメリ を筆頭に…茅島成美に不破万作に、津田寛治に井口理らのサポートも良き。