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ペイン・ハスラーズのとものレビュー・感想・評価

ペイン・ハスラーズ(2023年製作の映画)
3.6
経営難の製薬会社が、営業利益確保のため、病院への不正な賄賂等で自社品を売りまくり、立て直しを図ろうとするが…
アメリカで実際に起きた実話に基づき、架空の製薬会社である、ザナ製薬の鎮痛剤であるロナフェンを巡る話。

鎮痛薬のオピオイド危機。
医師のオピオイドの過剰の処方、製薬会社の過剰な販売により、オピオイドの乱用や中毒になる患者が増えて、アメリカでは社会問題にもなっている。

製薬会社の裏側が描かれており、今は一発アウトだけど、日本でもここまででは無くても自社の売り上げのためにMR等の不適切な事案も過去には多かったと聞く。

営業や人生経験のスキルは高いのは十分に分かるけれど、儲けのために倫理的にはどうなのかというところ。

主人公ライザ役のエミリー•ブラントのシングルマザーでストリッパーからの転身での成り上がり感が凄まじかった。
あと、クリス•エヴァンスのテキトー感溢れる営業マンの感じがなんか似合う。

私的には薬業界で働いてるので、興味はあったけれど、映画としては主人公のライザの話が軸だったので、そこまで深刻な感じにはならずに観れるかと思います。
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