ayutaka

アバウト・ライフ 幸せの選択肢のayutakaのネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

夜勤明けでも一睡もせず。

結婚に迷う若い男女。
結婚の先輩とも云える互いの両親とで
食事会をすることになるのだが。。

相変わらずの、歳を取ろうが
魅力的なダイアン・キートン。
体型は完全なお婆さんなのだけれども。

その夫役のリチャード・ギア。
年取ってもカッコいい、凄いね。
相変わらず不倫が似合います。

スーザン・サランドン、
一番の驚き。
口が悪くて妖艶な役を演じ切ってます。
一番若く見えます。

そして、恐妻家を演らせたら
ハリウッドいち、
なウィリアムHメイシー。
『ブギーナイツ』では壮絶なそれを
熱演?してましたが、本作では
迷える真摯な紳士を。

今、自分も変わらない年齢だからこそ
分かる、夫婦という生活のこと。

一方だけが我慢しても、
一方だけが尽くしても、
上手くは行かない夫婦生活。

この2組の夫婦の出来事は、
あくまでも物語上のコメディエッセンスなだけで、そこに疑念に囚われてしまうと本質がわからなくなる。

一方は、体のこと、他方は心のこと。
それぞれに悩み、過ち?を。

後半のダイアン・キートンの
「大人なのに分からないことがあることを見抜かれないように。。」
という、リアルな台詞も響いた直後に、
娘のエマ・ロバーツの、
もしこの(好きな)人を逃したら~の
熱弁の素晴らしさ。。

若さ故なのか、
まだ純真さが残っているのか、
疲れた大人たちには響きすぎる
言葉でしたよ。

一緒に手を繋ぎ
一緒に愛を誓い
一緒に子育てし
一緒に苦しみ
一緒に喜び楽しみ
そして、
一緒に老いる。

素晴らしいことなのです。

観ようか迷いましたが、
観て良かったです。

主題歌も◎
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