なかた

ザ・キラーのなかたのレビュー・感想・評価

ザ・キラー(2023年製作の映画)
4.1
【あの『セブン』のタッグ再び】
「セブン」「ファイト・クラブ」「ソーシャル・ネットワーク」など数多くの名作を生み出した鬼才デビッド・フィンチャー監督が、「セブン」の脚本家アンドリュー・ケビン・ウォーカーとタッグを組んだNetflix映画。

変わった映画で人は選ぶけど、濃厚な味付けで個人的には大満足。

Netflix映画は監督や脚本家の『ニッチだけど濃い感性』が反映されていて、独自ポジションを築きつつあるように思う。

▼以下ネタバレ含む良かったポイントメモ
・殺人シーンで起こるナレーション
・裏窓的な覗き演出
・「え、ターゲットはどっち?」と最後まで悩ませる上手い演出
・殺し屋だけど失敗する
・失敗した後の身のこなしは超一流
・所作は完璧な殺し屋、中身は失敗だらけ、でも雰囲気は超一流というアンバランスな設定の妙
・意外とハイクオリティなアクションシーン
・中身はコメディでもシリアスな雰囲気を出し続ける不思議な映画、この雰囲気も好き
なかた

なかた