オフィスブラインドを開けてその隙間から主人公の過去の暗殺手法を覗かせるような短めなオープニングから名前のない主人公のナレーションや空港利用多々ありとこれはファイトク……なわけもなくマインドハンターの犯罪者視点というか殺し屋24時のようなドキュメンタリー感がありましたね。
殺し屋のナレーションって私はあんま思いつかないんで珍しいんじゃないでしょうか。
僕の迷彩服はロンドンで見たドイツ人 観光客をベースにしている 誰も ドイツ人 観光客とは関わろうとしない パリの人は路上のパントマイムを避けるように彼らを避ける ほぉ~
フランスにはマクドナルドが1500件あり手軽に1ユーロで10g のタンパク質が取れる その分毎週 4600万人が利用する ほぉ~
エアビーは最近使用していない エアビーってなんだと思い調べたら使用していない物件や部屋を 宿泊施設として貸出できるアプリらしいですね。
犯罪 特集番組を見れば人を陥れる方法はいくらでもある 10個 思いついたら天才だ 僕は天才じゃない いやそんなご謙遜されんなってファスベンダーさんよ~。
5日間標的が現れないんでストレッチしたりスコープで人間観察したりとかなりの忍耐力を試されている中やっと現れました。
僕は 打率10割だ 音楽は気晴らしの道具だ 心拍数を60に抑える 主人公は腕時計で心拍数を測っています。
主人公が標的を殺る瞬間いちいち座右の銘というか呪文みたく心の中で唱えるんですよファイトクラブの僕はジャックの脳の延髄です僕はジルの乳首です的な感じで計画通りにやる 予測しろ 即興はよせ 誰も信じるな 決してアドバンテージを許すな 対価に見合う戦いにだけ挑め 感情移入はするな 感情移入 は弱さを生む 弱いと無防備になる 工程のあらゆる段階で自分に聞け これで何を得られるのか これは必要なことだ やるべきことを確実にこなす もし成功したければ単純だ ファック!!
えっ……ハズしたの?今…えっ嘘でしょ…打率10割じゃないの?えっえっえっ天才じゃないってさっきおっしゃってましたがでも打率10割…マジかよというフィンチャーがこんな盛大な前フリをしてくるとはびっくりしましてもちろん鼻で笑いましたよ。
殺し屋としては御法度なので帰国を1日ずらして隠れ家に帰えるんですがここのカメラワークがですね明らかにフィンチャーらしからぬ手ブレなんですね。
本作の1番のアクションシーンでも安定したカメラワークなのになんであそこは手ブレなんだろうかと。
完璧主義のフィンチャーが撮る完璧主義の主人公が隠れ家の門の前でタイヤ痕と靴跡と煙草の吸殻で何かを察知した時の動揺を表してるんじゃないかと、その証拠に病院に駆け寄るんですがこの病院内のシーンも手ブレなんですよね。
それ以降ないんですよね多分手ブレは、その後心拍数121とかの時はブレてませんでしたので隠れ家のシーンの心拍数知りたかったですね。
それから復讐という主人公が心の中で唱える単純だit's simpleな物語でして殺し屋密着ドキュメンタリーですよ 多分マインドハンター続編作りたかったんでしょうねその憂さばらしというか犯罪者側という変化球で届けてくださり感謝しかありませんよ。
まあ ドキュメンタリー映画ではないんですが殺し屋達の生活感や死生観なども少ないシーンながらも垣間見えて例えば筋トレしてるジムに行ってる、生命保険に入ってる、アイスクリームが好きで普段抑えているがアイスクリームのメニューを求めるなど会話や仕草も見所でここらへんは上手いな〜と思いましたね。
後ある車のクラクションがエンドゲームの茶色い醜いバンのパパパパ〜パ〜パパパパ〜パ〜パパパパパパと同じなんですよ。
で調べたらメキシコ民謡のラクカラーチャという曲でスペイン語でゴキブリらしいんですね、あ~だから茶色い醜いバンなのかと勉強になりました。
始まりと終わりがですね~似てるんですよ何にとは言いませんが。