ドン・コスカレリ監督のライフワークでもあるファンタズム5部作の始まり。
後にトールマンと呼ばれる長身の葬儀屋が怪しいと思い監視するマイク少年。
兄のジョディとアイスクリーム屋のレジーを巻き込んでトールマンと戦うストーリー。
5部作あるけど、基本どれもこの繰り返し。
特にこの1作目は監督が実際に見た悪夢を映画化したとかで、設定とか世界観がよく分からないのも納得です。
とにかくふわっとしてて、あのオチも含めて結局何だったの?という感じ。
学生の頃に観た時もそんなに面白いとは思わなかったけど、今回観直してもそんなに面白くなかった。
しかしこの何とも捉えどころのない雰囲気と、トールマンのビジュアル、銀玉ことシルバースフィアなどインパクトはある。
弟がブラコンすぎて兄貴の濡れ場まで監視したりするの笑ったし、ジョディとレジーのセッションは楽しい。
このすぐ死にそうな見た目モブすぎるレジーがまさかの大活躍なのも面白い。
この作品は30万ドルの低予算で制作し、1100万ドルの大ヒットだったそうな。
監督はこの1作目だけで終わらせるつもりが、予想外の大ヒットにより乗り気では無かったけど続編を作ることに。
しなしそれが40年もかけたライフワークになるとは人生とは不思議なものです。