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それいけ!アンパンマン ロボリィとぽかぽかプレゼントのmatchypotterのレビュー・感想・評価

3.6
ここ何年かの風物詩。今年も映画館で観れた。

全てがメカでできてる彗星からやってきた“ロボリィ”。声が桐谷美玲だった。最後のエンドロールまで気づけなかった。

彗星の長老はトレエンの斎藤さんだということは一瞬でわかったのに。

ロボリィが地球からの浮遊物に遭遇し、面白そう、ということで地球に降り立つ。
地球でバイキンマン、アンパンマン御一行と遭遇し、色んなことに直面し、多くのことを学ぶ。

メカの彗星では全てがメカでロボの世界。
その中でも随一の性能を誇るロボリィで、力も、速さも、そしてお腹の中で何でも生み出す能力も何でもピカイチ。

“機械では生み出せないもの”

しかし、地球のメンバーと触れ合ううちに、何もかもできるロボリィでさえ感じたことのないモノを感じ始める。

アンパンマン、それは“愛”と“勇気”と“献身”の戦士。
困った人には無条件に手を貸し、お腹を空かせた人に逢えば躊躇いなく自分の顔をちぎって渡して食べさせる。

どんなに便利でパパッと簡単にできてしまうロボリィにとって、何でもできたとしても、それをすること自体がそもそも選択肢になかったような出来事の数々。

アンパンマン、カレーパンマン、食パンマン。
三銃士がバイキンマンの手によって赤ちゃんスタイルになってしまい、その面倒をロボリィがみる。

ロボリィもこのお世話によって温かい何かをもらい、温かい何かが心に芽生えることを感じる。

超ド定番のアンパンマンのルーツ、存在意義そのものが今回のテーマであり、ロボリィとの絆を生む物語。わかりやすく、混じりっ気なし。

そんなわけで、今回はいつも以上に顔をちぎりがちなアンパンマン。
その度にまったく気にもせずに笑顔で相手のことを思う純粋で素敵なアンパンマンのスピリットを感じる。

今回もどうしたらいいかわからない時、ジャムおじさんに相談すると必ず道が開ける。

ジャムおじさん、一体何者なのか。
知識もそうだし、引っ張り出してくる文献もそうだし、宇宙に行くとなればジャムおじさん、バタ子、チーズでアンパンマン号をシャトルベースにカスタマイズもしてしまう。

アンパンマンの顔を焼くだけではないサポートメンバーとして彼ら無くしてアンパンマンたちの活躍はナシ。素晴らしい機転とサポート力。
もはや阿吽の呼吸を超える意思の疎通と連動感。

どれだけバイキンマンが悪巧みをしようが、驚くべち兵器を開発しようが、まったく危うい感じもなく、必ずチャンスをモノにする彼らのバイタリティとメンタリティ、仲間への信頼感は大人でさえ見習うべき代物。

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TSUTAYA DISCAS運営の映画コミュニティサイト「Discover us」にて同アカウント名でコラムニストをさせて頂くことになりました。
https://community.discas.net/announcements/ib1wyncr43idknqm
別視点で色々映画について書いていこうと思います!ご興味ある方は是非お待ちしております!
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