このレビューはネタバレを含みます
Amazon Prime Videoで鑑賞。
テレビドラマ『岸辺露伴は動かない』の劇場版。「この世で最も黒い絵」をめぐる謎と恐怖を描く。
アニメや漫画の実写化作品の手本のような、原作の精髄や雰囲気を損なわず、且つ生身の人間の演技演出としてコスプレ感を除いたドラマシリーズでの質が本作でも維持されて一安心。毎回 岸辺露伴（高橋一生）に「ヘブンズ・ドアー」でお仕置きされる2人組（中村まこと、増田朋弥）も登場。ただ、露伴の台詞「おいおいおいおいおい」は一度でもいいから聴きたかった。
露伴宅に侵入したカワイ（前原滉）の末路を考えると、彼の過去と罪はかなりの代物か？ また、件の絵を見ても平気だった泉鏡香（飯豊まりえ）の生き方や思考が、捉え方次第では何より怖いもののように思えた。
