イベリー子豚

デシベルのイベリー子豚のレビュー・感想・評価

デシベル(2022年製作の映画)
3.6
「『ハード・ヒッ……非常宣げ……
沈黙の艦た……ダイ・ハード3……??』」



隣国お得意の
「腐敗した政府」「家族愛」
「テロリズム&復讐劇」を
「スーパー男前・海兵(潜水艦)部隊」で。


そして
「どう考えても単独では無理」とか
「一般人への被害は違う」とか
「ステレオタイプな真相が自己犠牲の人間ドラマと
バランス取れてない」とか……。


細かい(大きい?)不満をさておいて
一番の問題は
「音量制限サバイバル」という
傑作『スピード』に匹敵するヒリヒリ感を
全面に押し出していないこと。



これじゃ
「タイトル」詐欺やないですか。


我々は
『アルマゲドン』観にきたんとちゃうねんぞ。


主人公の立ち位置も
「使命感の強い頼れるリーダー」なのか
「上層部に翻弄される管理職」なのか
「過去の後悔に溺れ苦しむ父親」なのか
ボヤッとしてて没入出来ず。


ってか自覚あるなら
秒で「犯人」まで辿り着けるやろがい、なんよな。


つまらないワケじゃないけど
結果、ラストも煮え切らない。



良かったのは
『THE WITCH /魔女- 増殖-』と同じく
「キレイすぎるサイコ・ヴィラン」がキマってた
【イ・ジョンソク】氏のセンター分けぐらい、かな。