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ベイビーわるきゅーれ 2ベイビーのkuuのレビュー・感想・評価

3.6
『ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー』
映倫区分 G
製作年 2023年。上映時間 101分。
殺し屋女子2人組の活躍を描いた、阪元裕吾監督の青春アクションエンタテインメント『ベイビーわるきゅーれ』の第2弾。
ちさと、まひろ役を前作同様に高石あかりと伊澤彩織が演じるほか、ゆうり役を『燃えよデブゴン TOKYO MISSION』の丞威、まこと役を『ウルトラマンジード』の濱田龍臣がそれぞれ演じる。

組織からの依頼で殺しを請け負っている、ちさととまひろの2人は、ジムの会費、保険のプラン変更など、日々のお金に頭を悩ませ、いつものように途方に暮れていた。
一方、殺し屋協会アルバイトの兄・ゆうりと弟・まことの兄弟もまた、お金の悩みを抱えていた。
上からの指令ミスでバイト代はもらえず、正社員ではないため働いても満足した生活ができない。
そんな現実を前に、お金が欲しい兄弟は、『ちさととまひろのポストを奪えば正規のクルーに昇格できる』という噂を聞きつけ、ちさととまひろの前にたちはだかる。

今作品は日雇いアホな殺し屋が、プロの殺し屋を殺すというミッションが軸になっている。
あるいは、ここでは殺し屋たちはセミプロで、ランクを上げようとしている。
第1作の長所のひとつは奇抜な悪役やった。
それを実際、個人的には楽しんだ。
しかし、ここでの悪役は、別の映画ではヒーローになりうるんじゃないかな。
邦画に親しまれてり方々には親近感の湧くナイスガイ2人組。
アホやけど、より良い仕事と行きつけのレストランのナイスガールとのデートが欲してるだけ。
彼らの紹介の仕方は、普通のドジなヒーローの紹介の仕方にさえなる。
日雇いみたいな殺し屋である彼らは、普通なら応援したくなるような物語の負け犬ですらある。 つまり、今作品はコメディというより、この変態的なジャンルに頼っているかのよう。
それは、ただ、悪役が夢を叶えることに成功する可能性は非常に低いというひねりが加えられているだけ。
『ザ・ファブル』の1作目の小ネタを思い出した。
それに、主役の女子2人は以前と同じように奇妙で良い意味でうっとうしいし、アクションも増えていて、映画の中にうまく散りばめられているように思う。
深川まひろはどうやらフィルマークスを見てることが判明笑。
ただ、続編にありがちな、特にドラマでは続投俳優の意気込みが強くて演技がサブく見えるのがあるが今作品も同じように個人的には感じてしまった。
また、井澤沙織と違って高石あかりがアクション女優ではないことをうまく隠しきれなくなってきてるかな。
しかし、彼女のキャラが実際に大きな戦いのシーンになると、彼女はマスコットのコスチュームの中にいる。
そして、そのマスコットの戦いは、実際かなりクールではある。
なかなか、イモ臭いが考えたな監督。
そして、最後の戦いは、予想以上に緊張感を高めるためにかなり奇妙なことを試みている。
正直、主要キャストは憶えてはいたが、内容は朧気やし感覚での感想になるけど、1の方がコメディがよかったが、2の方が全体的に邦画コメディアクションらしいかなと思う。
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