続編の方向性がフリーザ様を倒したら次は人造人間セルだ。ではないのが良かったですね。
あとジョン・ウィック含めアクション映画のアクション・パートへの関心ゼロ勢ながらも「へー」って思ったのは戦闘シーンにおけるフェイントの重みがここまでのやつ、他にあるんです? ってところで、だってゼロイチの世界じゃないですか、戦いって。本来は勝負の行方がメインなので、プロセスも大事よね、って脚本なことにまあまあ感心。
作中に言及あった邦画タイトルは金輪際見る気が起きないやつで-周辺情報だけで見た気になってる系-そういうのを含め、本来鼻で嗤ってもおかしくないんですが、全体に好意的なのは冒頭で書いた通り、ヒット作続編かくあるべし、ってお約束からの逸脱度合いがクレバーだから、かも。
総じて待ってた甲斐はありましたが(アマプラに来てんじゃん・からの即レンタル・即視聴)、現代日本における若年層の貧困描写が前作比で記号処理止まりだったのは、そここそがこのフランチャイズの醍醐味だと思うので、残念。