ストーリーはありふれた感じだけど、
サクサク進むところが良いですね。
オーナーがテレビなどに出ている有名人の一流レストラン。
有名人のオーナーとケンカして店を辞めることになったスーシェフ(副料理長)。
職探しするも、彼女を求めたのは移民少年たちの暮らす自立支援施設のみ。
仕方なく自立支援施設で料理人兼料理指導として働くことにする。
不法移民の子どもたち。日本と違い移民を受け入れるフランスでも、18歳までに教養か手に職を身につけないと強制送還される可能性もある。
料理人は、人種も、肌の色も、性別もまったく関係ないし、フランスに残るためにも理想の仕事のようだけど、スーシェフと子どもたちの関係がなかなか上手くいかない。
そこからスーシェフと子どもたち、それぞれの成長が描かれている。
終盤「料理の鉄人」のようなテレビ番組を無理矢理挟んできて、あざとさを感じたけど、このラストを作るのには必要だったのね…と思われる展開だったので良かった。