このレビューはネタバレを含みます
宣伝しないという宣伝効果と、公開後も、私が目にする範囲ではメディアでも何かがバレるような見出しもなく、さらに多くの観客もその姿勢に追随している空気感が、なんとも面白い。
私もその波に乗り、できるだけ本作の情報にぶつからずに、映画鑑賞にたどり着きました。
(敬意を表して?ネタバレ仕様を使ってみる)
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気がつけば最初の印象とまるで違ういろんな作画が繰り広げられるし、途中からコロコロと変わる場面に頭がぐるぐるするし、破茶滅茶でごちゃ混ぜな感じがすると思えば、これでもかと同一形状の集合体が押し寄せて身震いする画。あぁ、同じものだらけって気持ち悪いな…なんて思っていたら、見慣れたり、かと思えばもうどこに自分がいるのかもよく分からない気持ちになったり…と複雑。
でも、終わってみると何故か軽やかさがある。牧眞人(字面はいいけど言いにくい笑)がたくさん葛藤しながらも彼自身が生き方を決断した姿を見たからかな…。
それにしても、アオサギの偏屈な感じや変身?が面白く、なんかクセになる。
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・そういえば、いつのまに、宮"﨑"駿になっていたんでしょうか?