mさん

しん次元!クレヨンしんちゃんTHE MOVIE 超能力大決戦 〜とべとべ手巻き寿司〜のmさんのネタバレレビュー・内容・結末

2.9

このレビューはネタバレを含みます

無難に終わった感じがした。
新次元だったのは映像面だけで、
ストーリーとかは割とよくある話な気がした。
グッと感動する所がラストにあるんだろうけど、そこまで個人的には刺さらなかった…

育った家庭環境、いじめ、雇用不足
そんな非リア充のトリプルパンチを食らった
充くんだが、その充くんを救うのが相当大変で、時間内に収めるためにしんのすけ一家が駆け足で問題を処理してくように感じた。

個人的にグッとくるのは
しんのすけの空気を読まない発言とか
独特の視点とか。
それで言うと今回はラストの
少年時代の充くんとの部分なんだけど
やっぱりダイジェスト感が凄い。

最初であって数秒で充くんと仲良くなるしんちゃんだけど、流石に早すぎかなとは思っちゃう。
ユメミーワールドのサキチャントだってもう少し長い時間を経て友達になってるので、流石にあの短時間で仲間とかになるのは変だなと思うし、悪ガキに向かっていくのも変かなと思っちゃう。

充くんが悪に走ってしまうかもしれない局面
がばばばーっと流れて、そこに駆けつけて、
オラの仲間をいじめるなぁって何回も言うところとか、ちょっとあざとさを感じてしまった。
あとなんで友達から仲間って表現をつかったのかもよくわからない…

そしてそのあとは今の日本のことについて
ひろしがめちゃめちゃ語るんだけど、
それがまんま監督の言葉みたいで
というか、今の大人の言い訳にも似た総意のように聞こえてあんまり響いてこなかった。
やっぱり大人が作ってる作品だけど、メッセージは子供から言わせた方がいい気がする。だからこそしんちゃんがいるわけで、それでないと大人のエゴのような感じがしてしまう。
mさん

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