1997年、クライヴ・バーカー監督、ケヴィン・ウィリアムソン脚本によるホラー・ミステリィ。
前年、1996年に第1作目が公開された『スクリーム』シリーズの第2作目。
前回の事件から2年が経過、ウィンザー大学で演劇学を専攻する主人公シドニーさん。他方、前作で彼女から強烈なパンチを受けたTVリポーターのゲイル・ウェザーズ女史は過去の事件を小説化、それがベストセラーとなり映画『スタブ』（Stab）として公開される中、またしてもゴーストフェイスによる惨劇が巻き起こるのでありました…。
本作でも主人公シドニーさんはゲイルに強烈な一撃を浴びせており、この辺りの様式美は痛快でございますが、内容からして120分の上映時間は少々、間延びした感が拭えません。
前作に続き「フーダニット」"Who (has) done it"の要素はあるものの、想定外の結末というほどの水準には至らず、その辺りもやや残念ではございました。
また、どれほど敬愛する恋人であれ、食堂のテーブルを土足で闊歩するなんて行為を目にした瞬間に千年の恋も冷めてしまうような気もいたします。
とはいえ、第1作目を映画『スタブ』として上映するというアイデアは秀逸。ドリュー・バリモアさんが演じたケイシー・ベッカーを劇中で演じるのはヘザー・グレアムさん。
ヘザーさんと言えば、2009年公開の『ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』（The Hangover）で、歯科医スチュさんが夜中に結婚しちゃうお相手、とても素敵なお方でございます。
