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テス 4Kリマスター版のiiのネタバレレビュー・内容・結末

テス 4Kリマスター版(1979年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

テスの家族は貧乏な暮らしをしていたが、ある日道で父が牧師と出会いそこで自らの家系はが名家の末裔だと教えられる。両親は娘のテスを名家の元へやり貧乏からの脱却を試みる。家から近くにあった名家の豪邸を訪ねるとテスの美しさに惹かれたそこの息子が引き取って仕事をやるわけだが、実はこの息子の家族は名家の名前を買っただけで血脈はない、ただの富豪であった。騙されたテスはこの鬼畜息子に孕ませられてしまうわけだが、そのあとに行った酪農農家で牧師の男性と恋に落ちる。
その後、結婚までいくのだが、前述の秘密を暴露したテスはこの牧師の男性に逃げられてしまう(こいつも終わってる)。
それでもひたすら彼を信じて待つ彼女だったが…… という内容。

あの日父が牧師に秘密を教えられなければ、彼女に魔性の美しさがなければ男たちは狂わなかったのか。彼女の美しさに罪はないが彼女は自らの美しさを恨んだであろうか。

この時代の映画はまだ馬車で、ピストルも出てこない。牧歌的であるが故の人間の醜さが目立った。愛の逃避行もいいんだけど血筋とか建前とかどうでもいいや堅苦しいってなるよね。そっからの脱却がテーマになるわけだが旧時代すぎる。でも今も脈々とそういったことは受け継がれているのが悲しいかな。あっという間の3時間でした
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