承認欲求、、
誰にでも少しは、人から認められたいとする
気持ちがあると思う。
当作品の主人公は
それが加速していき
病的なほど苦しめていくことになる。
SNSをはじめ今の世の中には
そういった欲求を求めることができる舞台が
多くある。
写真を撮るために食べ物を注文して捨てたり
SNSのために動物を飼うなど、、
それらの過度でもはや悪とまでされる
欲求の行方を主人公を通して描かれる。
どうしたら私のことを見てくれるの?👀
そんな彼女が誰が見ても行き過ぎる行動をとってしまう、、
ネットでたまたま目にした
ある薬の副作用で顔や腕の皮膚が爛れてしまう人たちの写真。
彼女はこれだ!と思い
薬を早速注文、、💊
投与を始めて少しばかり経つと
彼女の身体に異変が現れる。
そして入院することに。
そこでも自分の身体より注目が行くのは
“誰がお見舞いに来てくれたか”
そのようなもう序盤から病的な思考を持っていた彼女はみるみる
その沼にハマっていく。
自らの命〈 人々からの注目
この到底考えられないような判断も
この作品では彼女のそんな視点から世の中を見ることができる。
まずこの世界は大分冷たい。
人が倒れても、自分は関係ない、、
自分の保身に関わるから触りたくない、、
人間の激しくないがリアルな
自己中な恐ろしさも描かれる。
愛とはなんだ、、
自己愛とは。
そんな世界で生きていたからバグってしまったのか。
私たちが生きる世界とはこんなものなのかもしれない。
主人公はどん底に落ちた。
だからこそ、見ることができた
幸せへの道があると思いたい。
ラ〜ブ ラ〜ブ ラブ(ビートルズ)
この歌を口ずさみ
シグネよ、、人の目なんてどうだっていい
心から自分を大切にすることだけを考えて生きてほしい。
最後、、ほんの少しそんな希望が見える気がした。