重たいテーマの作品だよなぁ…
死刑囚の"最後の食事"を30年に渡って料理してきたマギー。しかしテキサス州の決定で、翌日"最後の食事"制度が廃止される事になる…
ストーリーはこんな感じ
17分のショートムービー。
死が迫っている人に「あれが食べたい」とリクエストされたら、どんな事をしても食べさせたいと思うんだろう。でもそれが多くの子どもたちの命を奪った者からだったら、どうだろう？まぁ、普通の人だったら
その事に怒りも覚えるだろうし"どの口が言ってんだ？"とも思えるだろう。
この作品に出てくる若いアシスタントがそんな考えの持ち主。多分、会話の内容からみて子供がいる主婦なのだろう。死刑になる囚人が15人もの子どもを殺している事もあるんだろうけど、もし自分が子どもを殺された親だったらと重ね合わせて発言してる節もある。
それに対してマギーは30年もの間、食事を出してきた事もあるのかも知れないが、何か普通の人と同じ様に考えている節もある
長年、死に対する恐怖と戦い死の順番が必ず回ってくる絶望感を思い、最後ぐらいは美味しいものをと思っている。
2人の考え方は間違ってはいないんだけど
相容れない考え方だよね。
もしこういう立場に自分がなったなら、多分アシスタントの女性と同じかもなぁ。
だって、やっぱ殺された子供たちの事を思ってしまうから。
何か重たい作品だった
