たむ

破局のたむのレビュー・感想・評価

破局(1961年製作の映画)
3.9
ピエール・エテックス監督の短編デビュー作です。
タイトル通り、破局を迎える男の悲哀を爆笑と共に描き出します。
あまりにもついていない時、人間以外も敵に思えてくる事もあるかもしれませんが、そんな時はこの映画を観ましょう。
距離をとって、笑いにしましょう。
別れの手紙を書くのにここまで大変な事になるのか?と思いつつ、その裏では別れたくない、と思っている男心のようでもあり、衝撃のラストシーンを迎えます。
ヌーヴェルヴァーグが世界的にも革命を起こしている時代、喜劇でそれを起こした、シンプルで映像と音で笑わせるエテックス監督の手腕は、古くならず、今みても爆笑ものですね。
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