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酔拳2のkuuのレビュー・感想・評価

酔拳2(1994年製作の映画)
4.0
『酔拳2』 原題:醉拳II
英題:Drunken Master II
香港映画
製作年1994年。上映時間101分。

ジャン・ジャン・ジャン・ジャン・ジャン・ジャン・ジャン・ジャン
     🍸️再び鑑賞。🥴🍶
 呂洞賓(りょどうひん) 酔えば酔うほど内に力がみなぎる酒仙
  鉄拐李(てっかいり) その片足におそるべき蹴りをひめた酒仙
   漢鍾離(かんしょうり) その腕に酒甕を抱いて身を守る酒仙
    藍采和(らんさいわ) 腰を吸収してこれを打ち砕く酒仙
     張果老(ちょうかろう) 特に蹴りの連続に秀でた酒仙
      曹国舅(そうこっきゅう) 必殺の絞め技を得意とする酒仙
       韓湘子(かんしょうし) 吹く笛持て胸に一撃を加える酒仙
        何仙姑(かせんこ) 腰をふり相手を悩殺する女酒仙。

実際に中国武術には
『酔拳』
ちゅう名称の門派(流派)はありまへん。
『酔八仙拳』
 『東海酔拳』
  『酔羅漢拳』
   『酔酒拳』等の呼び名はある。
中国の南北に多数の酔拳と※称される拳があるだけである。
南少林拳・洪家拳に酔酒八仙ちゅう技法があって、映画ではこれを参考にしたらしい。
実際に中国幾つかの地域に同名の酔八仙拳が伝わってるそうっす。
日本じゃマネした酔八仙を教えている精龍会という道場があったけど今もあるんかなぁ。
酔拳って形象拳法で、酔っ払いの千鳥足を模したモンなんやけど、あくまでも拳法の形やし、本当に酒呑んで酔っ払っとる訳ちゃう。
ヨタヨタして不規則な足捌き、体捌きから攻めてから~の、油断を誘う。
てのは最初だけで。
あとは
『不規則で読めない』状態を作ることが重要になってきよる。
総合格闘技に出場せえへんのは(あくまでも酔酒八仙で)、相手をぶちのめす方向じゃなく、演武的なものもんやからやと思う。
実際、中国拳法は型や
『散打』
ちゅう試合形式でこれはノックアウト方式ではないもんやから、総合格闘技等には不向きなんやろな。 

https://youtu.be/h-3exsxQ-_g

(☝️実際の極真空手と酔拳の試合がみれますが画像悪し)

扨、話は『ドランクモンキー 酔拳』の続編に16年ぶりに挑んだものやけど、前作にはつながりがあるのはフェイフォンと酔拳のみかな。
酒飲み蘇化子はでない🥺🍶🐒
清朝末に実在した、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ』シリーズとか色々な映画が作られた国民的ヒーローの黄飛鴻(ウォン・フェイフォン)の青年期の活躍が描かれとる。
建築物から衣装、風俗に至るとこまで、完璧に再現されての撮影は今でも見ものすね。
監督は懐かしい『少林寺三十六房』(Netflixにそういゃぁあったなぁ)などの功夫映画の基礎を築いた人やそうです。
功夫系の作品とゾンビ系作品とどちらがようけでとるんか?
タイムリーで知らんがガキの頃、友達の父ちゃんのビデオコレクションに
『魔拳!カンフーチェン』
とか日本の功夫ドラマがあったもんなぁ変化型なら『伊賀野カバ丸』もはいるんかな。
進化型なら間違いなく『ジョン・ウィック』のガンフーやね。
再現された街並みに加えて、黄飛鴻の直系の弟子ラウ・カーリョン正統派功夫・アクションの演出とジャッキー流のキレッキレな現代風アクションが融合して、功夫映画の佳作やね!

お話は、
ある日、父のウォン・ケイイン(ティ・ロン 男達の挽歌シリーズに出てる)と一緒に薬材仕入れの旅に出掛けたフェイフォン(ジャッキー・チェン)は、列車の中で高名な軍人武術家のフク・マンケイ(ラウ・カーリョン洪家拳の達人で映画監督として有名かな)とぶつかり合い、泥棒と間違えられたために一闘う。
フク・マンケイが持っとったあるものが、偶然フェイフォンの手に渡っちゃう。。。

継母のリン(アニタ・ムイ香港じゃ1980年代を代表する女性歌手として有名かな)が麻雀をする場面じゃ雀士が一生に一度しか出せない手
『九連宝灯』やった!
一萬一萬一萬
  ニ萬三萬四萬
    五萬六萬七萬
      八萬九萬九萬に九萬
でアターリー!
話がそれた!
ジャッキーの演じるフェイフォンは、はじめっから強ぇし、全編通して渋いアクションが観られまっせぇ。
兎にも角にも、功夫好きなら何度観ても楽しめること請け合います!
流れもスムーズでキレッキレスピード感にジャッキーの曲芸的な体術も一番動いてる時ちゃうんかな。
お馴染の『ジャッキー長椅子』を使う場面も観られまっせぇ。
何度みてもオモロイ
ジャッキーチェン映画。
kuu

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