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PATHAAN/パターンのkuuのレビュー・感想・評価

PATHAAN/パターン(2023年製作の映画)
4.0
『PATHAAN/パターン』
原題 Pathaan  映倫区分 G
製作年 2023年。上映時間 146分。
インド映画界のスター、シャー・ルク・カーンが主演したスパイアクション。
同じインドの諜報機関RAWが登場する『タイガー 伝説のスパイ』でサルマーン・カーンが演じたスパイのタイガーが、本作の主人公パターンと同僚という設定になっており、話題に。
監督はシッダールト・アーナンド。
シャー・ルク・カーンと共演しているディーピカー・パードゥコーンが、ヒロインのルバイ役を務めた
町の小劇場にて。
インドやパキスタンにまたがるカシミール地方の自治権をインド政府がはく奪し、それに怒ったパキスタンの将軍カーディルは、元インド軍人のジムと手を組みテロ攻撃を企てる。
インドの諜報機関RAW (Research Analysis Wing of India) に所属するパターンは、ジムが計画する生物兵器での攻撃を阻止するため動き出すが、デリーの上空を飛行中の飛行機に生物兵器が仕掛けられたことが判明。 
残された時間はわずか6分という絶体絶命の状況下で、インド最高のエージェントであるパターンは、母国を守るため奮闘する。

今作品は、将に映画とボリウッドの祭典かな。
善きポップコーン・エンターテイメントでした。  今作品には、壮大な映画体験に必要なもの、楽しむために必要なものが詰まっていました。
シャー・ルク・カーンは、ジョン・エイブラハムとディーピカー・パードゥコーンとともに、キレッキレのアクションを披露していました。
シャー・ルク・カーンが登場したとき結構感動した。
あの深い声、カリスマ的な人格、そして、キレッキレのアクション。
ホンでもっての加えての興奮した。
とてもオモろくて、エネルギーレベルが天井知らずやった。
シャー・ルク・カーンは本領発揮ってとこかな。
彼の威勢の良さとスクリーンでの存在感で、大成功なんちゃうかな。
彼のカリスマ性は他の追随を許さへん。
パターンのアバター姿はとてもセクシー。
彼に歓声と悲鳴を上げる瞬間がいくつもある。 その上、激しいシーンでは感情表現がとてもうまく、彼の目を見ればそれがわかる。
シャー・ルク・カーンのパターンのキャラで気に入ったのは、彼が無敵や無敵の人物として描かれていないこと。
彼はクールでワルやけど、傷つきやすい一面を見せ、痛みを感じている。
また、ジョン・アブラハムはとてもパワフルで威圧的で、ノーテンキな悪役を難なく品よく演じ、ジム役で輝きを放っていました。
彼の物腰と台詞回しは完璧かな。
悪役が強く、狡猾で、無慈悲であれば、観客はより熱くヒーローを応援する。
ジョン・アブラハムがそれをやってのけることで、映画はさらに盛り上がってた。
パターンとジムの決闘、戦い、追いかけっこは見ていて楽しい。
実際、シャー・ルク・カーンとジョンの相性はムチャ抜群でした。
ほんで、ディーピカー・パードゥコーンは、グラマー指数をあげるために存在せんのではない。 彼女のルビナ・“ルバイ”・モフシン役は非常に重要で、彼女は終始悪女ぶりを発揮し、適切な表現でアクションシーンを釘付けにした。
昨日、ショッピングセンターで道端カレンを見たときより衝撃かな。
彼女は終始とても魅力的でした(もちろん、道端カレンも魅力的)。
ディーピカとシャー・ルク・カーンのケミストリーもとても魅力的かな。
このコンビは、アクションシーンはもちろん、ユーモアのある面白い場面や性的な緊張感もある。 特にお互いを見る目つきで、2人の間に炎が燃え上がっているのがわかるんだなぁ。
あと、サルマン・カーンの登場は特別やった。
彼のカメオ出演は、実際、ストーリーにうまくマッチしていた。
彼とシャー・ルク・カーンの仲むつまじさはとても愛らしく、甘かった。
今作品をアドレナリンで酔わせ、その演出は的確で、すぐにアクションに飛び込み夢中にさせてくれる。
アクションシーンはとてもよくできていて、振り付けもうまく、見ていて楽しかったっすわ。
また、チェイスシーンはとてもうまく作られており、映像がとても楽しく、緊張感がハラハラドキドキさせてくれた。
バックストーリーやキャラ造形はシンプルにまとめられていたが、十分で深みもあった。
今作品には、過去のシャー・ルク・カーン映画や実生活への言及やイースターエッグがいくつもあるらしいがその点は少々ついてけなかったかな。 ただ、クレジット中盤のシーンは、文字通りメタ・ユーモアが効いていてとてもクールやった。 とてもスマートで、うまく統合されている。
全体として、今作品は、アクション、エモーション、コメディ、楽しさ、スタイリッシュさ、セクシーさ、カリスマ性、激しさなど、マサラの要素を完璧に醸造した作品と呼べるかな。
あくまでもボリウッド映画を全面に受け入れてたらやけど。。。
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