最初は誰がおかしいんだろうって
見てたんだけど、
違いました。
誰しも怪物になり得るんだ。
不安、心配、羞恥、諦め、焦り、正義感
何がトリガーになるのか分からない
自分では必死なだけでも
周りから見れば怪物で
大人の事情なんて分からずに
相手のことは考えすぎずに
でも目の前の人をまっすぐに見れて
衝動的に本能的に善にも悪にも純粋で、
いっぱい遊んだなあ
親の心配とか何も考えてなくて
本当に経験した子供時代のなんとも言えない欲だらけで、楽しさと虚無感が押し寄せてくるような
そんな感情を思い出させてくれる
子役の子が本当に素晴らしい
是枝監督も素晴らしすぎる
最後の30分くらいは
あー子供ってこんなに自分の中で生まれた感情に素直なんだって良いことも悪いことも、
キラキラしてて見入ってた。
嫌なこと、理解できないことを自分の中で悪とみなすことも悪いことではないんだと、人は誰しもがそうなんだと、思えました。
細部を見ると登場人物それぞれ共感し合える人がいなくて、いろんな感情が渦巻いてて複雑だけど、出来上がった映像として全体を見ると単純でキレイで、
哀しくも希望が見えてくる映画で
是枝監督にしかできない映画なんだろうなと
すごく感動しました。
しばらく頭から離れそうにないです。
先生があのシーンでなんで飴食べたのかがよく分からなかった、、
