どんな言葉が、ささやかな願いが、何気ない想いが、誰をどこまで追い詰めるかは本当に分からなくて、あらためてこわい。正直そこまで気にして生きていられるわけもないし、恐れるがあまりに自分を殺すほどの必要もない。
世界はとにかくとにかく広くて、個人の常識は隣りにいる個人の非常識の場合も多分にあることや、誰かに願う幸福の形はその誰かにとっては地獄の形かもしれないことを、ときどきこうやって強烈に思い出させてくれるのが小説や映画なので、エンタメに感謝しながら、エンタメに頭が上がらない気持ちにまみれて、生きていく。
全俳優の演技、素晴らしすぎでしょーが。
音楽、美しかったです。
ありがとうございました。
