TOHOシネマズ日比谷にて。
正直に言って、コレがわかる人はハイリテラシー過ぎるのか、ハイコンテクスト過ぎやしないですか…?
たぶん、僕は頭が悪いんでしょう、よくわかりませんでした。
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個人的な振り返りとして、テーマがちょっと古い感が…。
そして、LGBTQや影なるイジメ、社会派なテーマを扱う割に4〜5年古い切り口だったかなと。
加えて、消化しきらないんかい!
匂わせ続けて、そのまま終わっていって。
読後感を得ることもなく、あれ…終わりですか…?という印象でした。
それでも、一つずつのアングルや、並行軸の登場人物の切り抜き方は、巧さがあったと思います。
もちろん、安藤サクラさん、永山瑛太さんの盤石な演技は素晴らしいです。
でも、極め付けは黒川想矢くん、柊木陽太くんの抜群の演技力です!
これだけでも、観る価値はあります。
そして、さりげなく端役の女の子、飯田晴音さんの存在感が凄いっす。
しかし、まぁ…いろんな匂わせと、いろんな誤解。
それらをそのままにされたのが、ぬう…という感じです。
自分の未熟さ故かもしれませんが…、
少なくとも、この映画を観てスタンディングオーベーションする気には、僕はならないです。
しかし!坂本龍一さんの名前が出てきた時は涙腺が緩みました。
傑作!何年か後にあれは良い映画だった!というリピートは無いですかね…。
やはり、突き抜けたしっとりベースと、映画の中の人間の人生を昇華できてる“ドライブ・マイ・カー”や、
心を震わせてきた、西川美和さんの“永い言い訳”の方が、僕は好きでした…。
悪しからず。