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ゴジラ-1.0のDamKeeperのレビュー・感想・評価

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)
2.0
粋な江戸っ子がゴジラを倒す映画だった。
あそこまで江戸っ子気質が強いと蔵之介でも堤真一でも同じだろと。
それでいてひきひま〜じゃなく敷島と″ひ″と″し″の区別がつくのは相変わらず山崎貴テキトーだなと思った。

一作目のゴジラ戦没者英霊説に対して今回アメリカのメタファーにして東京に原爆投下。太平洋戦争リベンジするコンセプトは面白い。
でもアメリカが傍観する理由がソ連との緊張ってこれもテキトー過ぎ。
だったらアメリカはソ連の侵略を防ぐために絶対ゴジラを倒すでしょ。
すぐ後に朝鮮戦争があるわけで。
基地も沖縄もあるわけで。

VFXとコンセプトは悪くないから出来もしない演出と脚本は他人に任せればいいのに。
結果彼に誰も何も言えなくなって引き出しの少ない江戸っ子映画になるんです。

神木くんも今回茶川先生みたいに泣きダダコネやって、さらに本当の茶川先生もいるから茶川先生祭りでもあるんです。
で、ちゃぶ台越しに江戸っ子に「典子ちゃんを幸せにしろ」ってなんの映画だよ!
正直ラストちょっとアガっただけにもったいないと。
しかしやっぱりこうなったと言う感じ。

浜辺美波鉄棒と神木くんの頭突き机割り笑った。
あといっぱいゴジラが来る時いっぱいチンチン浮いてくる。
『クローバーフィールド ヤマザキ』ってタイトルでいいんじゃねえすか。
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