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ゴジラ-1.0のtoshiのレビュー・感想・評価

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)
4.9
本日IMAX版にて鑑賞。
山崎監督作品は個人的に当たり外れがあると思っているので鑑賞前は不安でしたが観終えて・・・。当たり!!大満足な作品でした。

今作一番良かったと思ったのは時代設定でした。戦争に負け戦後直後の数年。何とか復興も軌道に乗りこれからという矢先にゴジラ登場。銀座の街がピンポイントで狙われるんのはちょっと突っ込みたくもなりますが、それでも街として完成しつつある銀座をゴジラがめちゃくちゃにする描写は、それだけでゴジラの見どころを凝縮し鑑賞する側にもそのインパクト与えてくれると思いました。

山崎監督作品故か、各キャラの感情的シーンがちょっとわざとらしく思うところもありましたが、これはキャスト各々で賛否分かれました。
佐々木蔵之介さんや山田裕貴さんの様な濃い顔立ちというか、特に佐々木さんは極論くどい(誉め言葉です)位ですので大げさぽく見えたり聞える演技は迫力感じるのですが、神木さんの様なさっぱり顔の役者さんにはちょっと厳しいかな?という場面がちらほら。ラストバトルの敷島演じる神木さんが良かっただけにその部分で-0.1としました。

兎に角ゴジラが素晴らしかった。こんなの人間がどうやって太刀打ちするの?のゴジラ作品に必須な人間の絶望感とゴジラの存在が絶妙な今作でした。ただ、個人的にはゴジラが口閉じて真正面から見える顔は何故か滑稽に見えてちょっとかわいく感じましたw

大満足であっという間に終幕。客電つくとひとつ前に座っていた4人家族の長男と見える少年が「これ絶対続編あるね!」とお父さんに。
「少年よ。絶対続編あるよ。続編が少年が生まれる遥か昔からあるよ」と伝えたかったのですが、見知らぬおじさんにそんなこと言われたら、少年の一言に無言だったお父さんにドヤされると思ったので止めました。
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