ShinMakita

俺達に墓はないのShinMakitaのレビュー・感想・評価

俺達に墓はない(1979年製作の映画)
-
☆11/6 命日につき…


ムショ帰りの島勝男は、デパートや商店のタタキで生活費を稼ぐアウトロー。弟分のヒコと組んで「都築工業」の金庫を狙っていたが、ミチという若い女が現れ困惑する。ミチは、勝男が襲ったデパートの派遣社員。学歴を詐称したことで共犯を疑われクビになったというのだ。騒ぐミチを、ヒコが覚醒剤で大人しくさせたまでは良かったが、肝心の金庫襲撃が思わぬ展開になってしまい……


「俺たちに墓はない」



二枚目半のアウトローとその舎弟、そして極道崩れの強盗…奇妙な3人と1人の不良女が奏でる底辺生活カルテット。誤解が誤解を呼んでバラバラになっていく後半がほろ苦い、優作映画の中でもニューシネマの匂いが特に強い一本。遊戯シリーズの延長的なキャラで優作さんは見ていて安心感。舎弟・岩城滉一がやや頼りなく不安要素ですが、頼れる相棒・滝田役、志賀勝とのコンビネーションが最高でしたね。
ミチ役、竹田かほりも魅力的。岩城滉一に抱かれているときのBGMが甲斐バンドの「ヒーロー」なのはちょっとした偶然^_^


それにしても、竹田かほりと森下愛子を同じ映画に出しちゃマズイと思いません?似てるから一瞬間違えちゃうんですよ。
ShinMakita

ShinMakita