Shoko

タクミくんシリーズ ⻑い⻑い物語の始まりの朝。のShokoのレビュー・感想・評価

3.0
〖タクミくんシリーズ 長い長い物語の始まりの朝。〗(映画/日本/2023)



『祠堂学院の受験の日、タクミ(葉山託生)は、誰よりもひと際目立つ存在のギイ(崎義一)と廊下ですれ違い、その出で立ちと日本人離れした美貌に目を奪われる。タクミは、人に触れたり触れられることができない人間接触嫌悪症のため入学して間もなくクラスの中で変人扱いされるが、唯一仲良しで寮が同室の片倉利久のおかげで何とか高校生活を過ごしていた。そんな安穏とした生活も束の間で図書室で3年の麻生圭から校内での「祠探し」のイベントに一緒に参加しようと誘われたり、ギイに好意を持つ高林泉が親衛隊と共にタクミに難癖をつけくる。高林は、ギイにぞっこんだったが全く自分に振り向いてくれないばかりか変人のタクミを気に掛けていることに気付き、嫉妬してついにタクミを攻撃する事件を起こす。
春が訪れ2年生になったタクミとギイは、寮の同室になり二人の距離が一層近くなると高林が更なる行動を起こし、タクミを追い詰めていく。そんな高林の行動に気づいたギイがタクミを助けようとするが。。。ここからタクミとギイの煌めきの長い長い物語が始まる』

映画納めになるかもしんない。U-NEXTのポイント消化に3か月ぐらい観ようか悩んでたやつ観た。770円のときに観なくてよかった…!
加藤大悟くんと坪倉康晴さんが出てるので観た。
好きな男が二人も出てるなんて映画納めにぴったりじゃんと思うじゃんね。

原作は知らないけどBLっぽいやつってのはなんとなく理解して、邦画で漫画とか原作のBLで若手舞台俳優使いがち作品っていう、どうやってもきびしいだろうなと覚悟して観た。想像の3倍ぐらいのきびしさで済んだものの、これが2023年の締めくくりかあ…ってちょっとしょぼんとしたけど、ギイ(加藤大悟くん)が「俺のこと嫌いじゃないだろ?」って言ってキスするシーンがえっっっっちだったので許した。
そのあとに部屋でタクミくんに迫るシーンの「でも、俺は好き」っていうセリフが非常によかったのでもう一度許した。
けども、原作を知らない身としてはギイもタクミもなんでお互いのこと好きになる要素あったのか全然わかんないってなって(実は昔からの知り合いとかそういうこと?)なんかぽかーんとしてたら終わった77分。間の取り方とか謎。
つっこみたいことがたくさんあった77分。簡易的な地獄のようだった。
何人かは「アー演技…」と思い、また何人かは「アー肌荒れ…」となり、そのへんは映画館で観てたらもっと気になっちゃいそう。
加藤大悟くんは背が高くて足が長くて演技もそんなに気にならなかったしよかったけど、あらすじにある日本人離れした美貌というとちょっと違うのでは…しっかり日本人男子のラブリーフェイスよ。高林くんを追い詰めるのに大声出したとこいきなり舞台の発声になってて声出して笑ってしまった。
坪倉さんは、最初の学食みたいなところで姿出てない時から声で「坪倉さん!」ってわかったけど、一瞬あれ芝居どうしたってなったけどそのあとの化学実験室みたいなところはもう大丈夫だった。そこで白衣着てたのありがとうねって思った。
いろんな説明とか行間とか登場人物の感情とかなにもかもを観てる人に委ねる感じだったので、原作知らないとかなりかなりきびしい。
ところで全寮制の寮ってあんなちょっとしたホテルみたいな感じなの?とんでもないお坊ちゃん校なの?制服のブレザーもなんか2種類あって贅沢だった。原作に忠実なのかもわかんないけど制服のサイズ感もうちょいなんとかしてスタイルアップしてあげたらよかったのにねーと思った。あと普通にメイクとか照明とかもうちょっとなんか…せっかくの映画なんだしさ…
どうも前にも映画があったぽくてそのときは違うキャストだったみたいなんだけど、もし次があっても加藤大悟くん出てくれるんかな。
そしたら名古屋に舞台挨拶きてほしいね。どうぞよろしくお願いいたします。

(169/おうち映画82)
Shoko

Shoko