作品のジャケット写真を見た印象では邦画作品の『サバイバルファミリー』と同じ様な世界を描いた作品かな?・・との印象でした。
鑑賞を始めてみるとこの作品は高速道路のサービスエリアで寸借サギを繰り返して生活する家族を描いた作品でした。
冒頭に描かれる父親による寸借シーンを見た印象ではコメディー感が強い印象でした。
しかし、家族の置かれた環境が描かれていくうちに社会体制の不備も要因の一つと捉える印象が浮かび上がると笑ってばかりいられない印象に変化して行きます。
社会の冷酷さと人間の温かさを盛り込んだ少々切ない作品でした。