内なる怪物との折り合い
ずっと苦しくて辛い鑑賞でした
配給の煽りよりもずっとシビアで、ヘビィなテーマを丁寧に扱っていました
客舐めんといて欲しいなぁ🙃
社会的‘アウト’な性的嗜好は必ずしも怪物とは言ってはいけないし、
その疎外感や葛藤や寂しさが人を人の顔のままに恐ろしいものにしていくことがある
偶然、必然
失神したり呼吸も出来ない位に苦しみながら、誰も傷付けることないように、律し、環境を変え、真当にやり過ごそうとしている隣人もいるということ
一線を跨ぐ者と踏みとどまる者との違いは、
彼の大きな目が何を見ていたかのを鑑みたいし、
変り果てたものを救うのもまた、苦しみを伴うおよそ理解されにくい嗜好である
マジョリティが各々のマトモという武器を無自覚に振り回すのなか、彼らは顔を変えず、生きている
共感に到らない存在を認め合っていくのは
性的嗜好に限らず永遠の課題で、
今作は新鮮で繊細でとても上手な見せ方が映画というエンタメとして愉しかった
見せない画作りが上手い
想像させる演出が上手い
誰も傷付けたくない画だったように思う
フリアンとディアナの観る映画(日本でもルネ・ラルーのリマスター上映しておくれ🙏)や観る絵、使うノート、前髪、自分と被る点が多くて自然と寄せて捉えられた
辛いけれど、
監督の日本大好きがてんこ盛りで微笑ましくて嬉しいのがバランサー😊
太田胃散の呪いも重い心を胃から少し軽くしてくれる🤗
その嗜好はセーフばかりで共感も出来てニッコリ☺️だけれど…
隠してるのも、きっとあるのよね♡？？
