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理想郷のaoliyのネタバレレビュー・内容・結末

理想郷(2022年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

演技が素晴らしかった。
恐怖や緊迫感がすごかった。

村社会で生きる難しさを痛感させられた。
おかしなやつらと思っても正論が通じない世界線。彼らは彼らの世界がある。
人は自ら学び考えることで成長する生き物だけど、十分な教育を受けずに閉鎖的な社会に生きていると偏った価値観に陥るのだろう。

この格差がある状態での相互理解はほぼ不可能だと思う。逃げるが勝ち。


QAメモ
原始的な考え方が残る村がスペインにはたくさんある
悪い人ではないが彼らなりの正義があって戦っている
監督はそういう多面的な人々を描きたいと考えている

監督は綿密なリハーサルを何度も重ねるし、スタッフも同じメンバーなので整備された車のように想定通りに撮影が進む

監督でもあり脚本も執筆するからこそ、頭の中に映画の完成イメージが明確になる
役者として演技を拡張していく
役者として監督のやり方に適応していく
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