いち麦

銀河鉄道の父のいち麦のレビュー・感想・評価

銀河鉄道の父(2023年製作の映画)
4.0
当時の家長が長男に懸ける期待とは別に、父・政次郎が如何に息子・賢治を溺愛していたかがよく分かった。自分自身に通じるような息子の頭の良さも父が可愛がる理由の一端ではないかと思った。また、宮沢賢治がなぜ執筆に向かうようになったのかもこの映画で改めて知ってちょっと切ない。
役所広司も菅田将暉もそれぞれしっかり演技はしているのだが、2人の呼吸が微妙に噛み合っていないように感じた所もあった。全体として間延びした感じでもう少しコンパクトな長さにできなかったのかなとも思う。
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