スティーブン・スピルバーグの自叙伝的作品。
映画監督として成功するまでが描かれているのかと思っていたが、その手前の家族との関係や、ユダヤ系としての立ち位置、いじめ、映画による立ち直り、彼がいかにして映画に引き込まれて行ったかが描かれている。
ミシェル・ウィリアムズ演じる芸術家肌の天真爛漫な母と、ポール・ダノ演じる理系天才肌の父のアンバランスな組み合わせの中で悩みながらも大好きな映画にのめり込んでいく。
あんな母親居たら楽しいけど、自由過ぎてしんどいだろな。
子供の頃から所々に才能が垣間見えて興味深く、2時間半があっという間でした。
最後に面会した監督の地平線(構図)についてのアドバイスが印象的。
真ん中からの下側の構図で映画を締めくくる。ポスターの構図はこれかとハッとした。