さちえ

西部戦線異状なしのさちえのレビュー・感想・評価

西部戦線異状なし(2022年製作の映画)
4.2
第一次世界大戦末期の若いドイツ兵の青年を主人公とした映画
あまりに酷くて悲惨なお話
でも世界中でこのようなことが起こっていたこと、そして今でも続いてる場所もあるという現実からは目を逸らしてはいけないことだと思いました

映画が迫力ありすぎて、観終わったあとにメイキング映像も続けて観たけれど、全然気持ちが現実に戻ってこられずしばらく虚脱感が抜けなかった…
(メイキング映像も力の入った大掛かりな塹壕のセットや特殊メイクのこだわり具合、パウル1人だけでもシーンに合わせて大量の軍服が用意されていたことなど、とても興味深い内容でオススメです✨)

しかし命がこんなに粗末に扱われているのを観るのは本当に悲しい、みんな誰かにとって大切な人間なのに😢
序盤でまだ17歳の主人公がお国の役にたてると信じてキラキラした顔で戦地に向かう姿が、観てて胸が痛くて仕方なかった

幾度か映像化されているものの、ドイツ人スタッフとドイツ人キャストで作られたのは今回が初めてとのこと
Netflix限定なのが勿体ない
1人でも多くの人の目に触れてもらいたい素晴らしい反戦映画でした
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