正欲のogumannnのネタバレレビュー・内容・結末

「普通の生き方」をしないといけないプレッシャーとか、社会の一員として認められるために決断をすることが自分の本当にやりたいことじゃない違和感とか、多分実は沢山の人が密かに思ってることを言葉にしてくれてる映画のような気がした。
「多様性」に関する映画って表現の仕方は一つではないしアプローチの方向も無限にあるからこの映画に対する賛否両論はあると思うけど、自分とは違う価値観を理解する難しさや理解ができない人を稲垣吾郎がめちゃくちゃリアルに演じてたと思う。
全ての人に自分を理解してもらうことは難しいけど、自分を受け入れてくれる人や互いに理解し合える人との出会いがどれだけ大切なことなのかを再認識させてくれた。また理解はできなくても、拒否するんじゃなくてまずは存在を受けいれることが重要だと思った。