原作未読だけど台詞が響くのが多かった。
「私が傷つく1つ1つが楽しくて、私もそういう目線で世の中を歩いてみたかった。一生に一度でいいけん…」
これはマイノリティに拘らずともどこか心の隙間に入り込んでくるような感覚だった。
稲垣吾郎の妻には1ミリも共感出来ず。
息子が笑うようになったの!!って泣き叫ばれても稲垣を古い人間の設定とし引き上げているだけでペラペラに見えた。
夫に用意する食事はレトルトカレーにシンプルなオムライス。ある程度主婦をやりつつ息子の不登校に悩んでる姿が背景として見えればYouTuberとして子供が生きたがる姿にも心置けたかもしれない。
「普通のこと」で締めるラストはハッとさせられて良かった。
新垣結衣の芝居、普段観たい作品に引っかかって来ない女優なのでCM以外観たことなかった。
死んだような目と磯村勇斗と住むようになって生き生きしだした目の芝居の違いがよく表現されていた。