【ユダヤ人虐殺会議が秘密裏に行われた。】
○1942年1月20日
●ヴィンゼーにて、秘密裏の会議が行われた
◇その内容とは史上最悪な
◆ユダヤ人虐殺会議だった
★名台詞
ヴィルヘルム・シュトゥッカート『国民に必要なのは規則と基準。明確性と方向性。秩序を守ることなのです。』
ちょっとまともな事を言ってくれている。
★評価
《脚本》◎
《演技》◎
《音楽》-
《撮影》◯
《衣装》◯
《芸術》△
★感情移入
《泣》-
《感動》-
《笑い》-
《ハラハラ度》-
★ホラー項目
狂気度-/10
グロさ-/10
ドキドキ度 -/10
★全体感想
ドイツ🇩🇪ってよくヒトラーについての映画を出せるなぁと思いながらも干渉していたが、実際に居たであろう人物に沿って会議されているのはなかなか興味深かった。
この会議を主導した金髪の野獣ことラインハルト・ハイドリヒ。
淡々と話すアドルフ・アイヒマン。
ユダヤ人の扱いに関する情報の拡散は、会議開催までには既にかなり進んでいたということで、外務省、法務省、内務省、州務省の国務長官など、親衛隊の代表や政府省庁の要職を招待されている。
ここまで聞いたらそんな虐殺会議だからヒトラーやヒムラー、ゲーリング、ヘスなど知ってる人物が登場するのだろうと思っていたが、ほとんどの登場人物が初対面だった笑
ヒトラーがいないのもびっくり笑
そしてみんな物騒な事を会議しているけども、淡々と虐殺について発言しているのが怖い。
あ、こいつ反対してくれてるんだなと思った人物がいたけど、すでにこの会議が開かれる以前から、アインザッツグルッペンは占領下の東ヨーロッパやソ連において、ユダヤ人を組織的に虐殺していたんだよなぁ
歴史好きな自分にとってはなかなか興味深い会議でした。
全編通してBGMもあえて入れなかったのも、それだけこの会議について注目させたいが故の映画にさせていた。
★印象に残ったシーン
・会議前の席次を決めるシーン
・ラインハルトvs ヴィルヘルム・シュトゥッカート
・最後の内容
★討論内容
ここで話されているのは討論会議として最終解決をするためには何が必要かということだ。
文官側の立場についても軍人側の立場も意見が分かれているのだが、お互いにドイツを想うからこそやらなければならないと話しているが、全然共感はできない。
この会議後にホロコーストがかなり進んでいると思うとこの後に起こった暗殺未遂事件についてキリアンマーフィー演じたヨゼフやトムクルーズ演じたシュタウンベルク大佐も本当に勇気のいる行動だったんだろうなと感じた。
虐殺についてもそうだし、今のイスラエル問題、ウクライナとロシアの戦争も二度と引き起こさないようにいけないし、学ばないといけないと思った。
何故銃殺でなくガス室なのか。
その内容についてはこの映画に記されている通り、残酷非道な思考があったからだった。