“あのね、助けてって言葉を伝家の宝刀にしちゃダメなんだよ。もっと気軽に言えるようにしとかないと、気付いたら人生詰むよ。”
»DVな夫から逃げた妊娠中の女性が行き着いた場所は郊外の古いラブホテルで、何とか住み込みで働きながら娘を育てて７年で、その娘は小学校に通う年齢になっていたが戸籍を取得おらず途方に暮れていた。
はい、強面俳優として活躍の小沢和義、監督に挑戦して描くのは真逆の世界…ホント、ひたすらに優しき視線のドラマでしたね。
うん、訳ありの行き場のない常に曇天の下で生きてるような人々…特にいわゆる無戸籍者にスポットを当てていて、好感は持てます。
そう、70分にも満たない長さで問題提起をする訳ではないので、物足りなさはあるんでしょうけど…これもこれはこれで良きの余韻。
なお、俳優陣では、兒玉遥 …シングルマザーとしての熱演は買いましょう。
子役のつむぎ…いい存在感です。
さらには、流石の佐藤江梨子に、上村侑に窪塚俊介に根岸季衣に、友情出演的な本宮泰風と小沢仁志らのサポートもナイス。
