パリの街並みは世界一だし、音楽がとても素敵でお話も引き込まれて、最後は心が少しあったまります。
誤解を恐れずにいうなら遠い昔見た良作のディズニーを見た後の気持ちを思い出しました。
物語は92歳のおばあちゃんが老人介護施設に入居するために、パリを横断してタクシー運転手が送っていくのですが、途中でおばあちゃんの回顧話が入ったり、寄り道したり。
タクシー運転手にはコメディアンのダニー・ブーン、92歳のおばあちゃん役には、なんと94歳の女優でシャンソン歌手のリーヌ・ルノーが演じています。特に彼女は80年代よりエイズ撲滅のアイコン的存在の社会活動家、この映画同様、とてもパワフルな強い女性。とても美しい年の取り方をされているなと憧れました。
■参考メモ
音楽がほんと素敵です。
フランソワ・オゾン監督作品を数多く手掛けるフィリップ・ロンビが担当していて、パリの街並みをよりロマンチックに演出してくれています。以下のものなどスタンダード的な存在。
「At Last」エタ・ジェイムズ 『ドリームガールズ』ではビヨンセが歌っています。
「This Bitter Earth」ダイナ・ワシントン