RiekoMatsuda

少女は卒業しないのRiekoMatsudaのネタバレレビュー・内容・結末

少女は卒業しない(2023年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

これ良かったです〜という情報を聞いた時、ちょうどTSUTAYAにいたのでレンタルしました。

なんというか、、、
ほんと掻きむしられるような切ない気持ちになって、涙がポロポロと。。。

私が高校を卒業したのは約30年前だというのに、しっかりあの頃に戻っていました。

私はどの登場人物にも被ってない気がするんだけど、なんでこんなにあの時を蘇らせるんだろう。

森崎くんがずっと気になってたんですよねぇ。
あの年頃(そうでなくても)のイジリって凶器で。
その瞬間の笑いさえ得られればという事が優先してしまって。
でも森崎くん、口数少ないし、面白いキャラだし、どう感じてたのかはわからないけど、最後まで自分がブレてなかったように見えたんですよねぇ。
あの、多数派が正義の小さな世界で。
かっこよすぎます。
これは惚れる。
歌声が野田洋次郎さんに似てて、ハスキーで透き通るようで、まだ高三で、アカペラで、いじってる人たちの前で、これは惚れる。
なんだか高校の頃好きだった人を思い出しました。あの人も目立たないけど独特だったなぁ。

喋る勇気が出なかった女の子も、彼氏を亡くしてしまった女の子も、心を苦しめた事に大きいとか小さいとか人と比べる事じゃないんですよねぇ😭

あの年頃はもう、親が助けてあげられる歳じゃないから、1人で向かい合うんですよねぇ、、、それぞれのそれに。

今高三の2月を過ごしている私の娘がこれを観たら、どんな感想になるのかなぁ。

明日娘の大学の合格発表で、それによっては親元を離れる事になるのかが決まる日。
娘には自分の意思で道を決めてほしいので親元を離れるかもの話は一切してないけど。
(自分の思い出として記録)
RiekoMatsuda

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