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女子大小路の名探偵のDickのレビュー・感想・評価

女子大小路の名探偵(2023年製作の映画)
3.0
❶相性:中。

❷時代:特定されないが、スマホが普及している現代。

❸舞台:名古屋&岐阜。

❹主な登場人物
①広中美桜(剛力彩芽):岐阜は柳ヶ瀬のクラブでホステスとして働く傍ら、岐阜の金華大学に聴講生として通う美人で独身の26歳。或る事情で高校中退となったが、頭脳明晰。竹を割ったような性格で喧嘩早い。
②広中大夏(醍醐虎汰朗):美桜の弟。大学中退。名古屋の歓楽街、女子大小路のバーでバーテンダーのアルバイト。連続殺人事件の容疑者になる。
③北原里英(加納秋穂):名古屋市児童相談センターの職員。
④望月康介(今野浩喜):クラブの客で、美桜にぞっこんの弁護士。独身。
⑤緒賀冬巳(小沢一敬):名古屋市中警察署の刑事。
⑥鶴松二朗(水野勝):名古屋市中警察署の刑事。
⑦畦地弦一郎(田中要次):金華大学の教授。独身。
⑧広中琴子(戸田恵子):美桜の母。

❺まとめ
①長所:
名古屋在住50年以上で、岐阜は柳ヶ瀬にある2つの映画館(CINEX、ロイヤル劇場)に時々通っている身にとっては、本作に登場する大半の場所に馴染みがあるので、親しみを感じる。
ⓐ名古屋:女子大小路、池田公園、大須商店街、大須観音、矢場公園、オアシス21、にっぽんど真ん中祭り等々。
ⓑ岐阜:柳ヶ瀬、長良川温泉、長良川、岐阜市役所等々。
②短所:
ミステリーとしては不出来。弟が、女子中学生2名の連続殺人事件の容疑者となったので、理論的な推理ではなく、直観と度胸で見事に解決してしまう。ミステリーの醍醐味が全くない。
★ロナルド・ノックス(「探偵小説十戒」)やヴァン・ダイン(「ヴァン・ダインの二十則」)のみならず、コナン・ドイルやアガサ・クリスティーが知ったなら、激怒すること疑いなし(笑)。
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