ねーね

バイオレント・ナイトのねーねのレビュー・感想・評価

バイオレント・ナイト(2022年製作の映画)
3.4
ロマンチック、ほんわか、ファンタジックなど、クリスマス映画にはさまざまな種類があるけれど、こんなにもバイオレントなパターンは初めて観た。
ぶっ飛んでるけど、勢いだけじゃないクオリティがあって非常に楽しませてもらいました。

デヴィッド・ハーバー演じる前世⚫︎⚫︎の超最強サンタが、とあるプレゼント先のおうちで強盗テロ集団に鉢合わせる。
無垢な子供の命を見捨てられなかったサンタは、ありとあらゆるクリスマスグッズをぶん回し、テロリストたちを薙ぎ倒していく!!!
純白の雪降る聖なる夜に、真っ赤な血飛沫が舞い散り悲鳴が轟く!!
GOサンタ!!!子供を救え!!!

とにかく人が死にまくるし、まあグロいっちゃグロいのだけれど、かなりキャッチーにテンポよく描かれているためか、グロ耐性低めの私でも楽しめた。
クリスマスキャンディー、電飾、スケート靴など、バラエティ豊かな武器(!?)を使って、画面展開も飽きさせない。
子どもVSテロリストの屋根裏シーンは、さながらホーム・アローンのようで痛面白い!(絶対にオマージュしてるよね?)

サンタさんはこんな命懸けで世界中の子どもたちにプレゼントを渡す任務を果たそうとしてくれているんだと思うと、やってることはめちゃめちゃ暴力的なのに、とても心優しいおじさんに見えてくる不思議。
そもそも、デヴィッド・ハーバーって、基本いつも口悪い感じなのに実は優しさ滲み出ちゃってます的な役ばっかりだから、今回のサンタもハマり役だ。

一風変わったクリスマスを楽しみたい方、おすすめです。
ねーね

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