ぢんぢん

おーい!どんちゃんのぢんぢんのネタバレレビュー・内容・結末

おーい!どんちゃん(2021年製作の映画)
4.6

このレビューはネタバレを含みます

人生ゲーム、やりたくなる



【記録】


8万円で買ったホームビデオがあったのに使っていなかった事と娘さんが生まれたので記録を残しておこう、
スリーメン&ベビー みたいな映画にしようと。

家族ぐるみで仲良くしている俳優さんたち、WSで出会った俳優さん達、生後半年から3歳までのどんちゃんの成長記録
(現在は9歳。とってもしっかりした女の子に成長していた)

脚本は監督さんだけど話し合いながら変わっていく。
冒頭のあかり(宮部順子さん)の自主映画論が面白かった。

撮影していない時でもよく集まっていたからどんちゃんは3人のパパにもお友達にも馴れていて笑顔が自然。
道夫役の人どこかで見たことある俳優さんだと思いながら、思い出せないまま終わったが、大好きな 子どもはわかってあげない の先生だった(笑)透明感のあるクセあり役者さん。インドから帰ったばかりでまたカレーって笑えたけど、きっと日本のカレーは日本独自のカレーなので美味しかったと思うけど。
郡司の頼りなげな登場から、劇団の要となりつつある存在になり顔つきも変わってた気がする。

監督の実際の経験から(南極料理人の映画がきっかけで結婚したカップルがいたと聞いたそう)生まれた受刑者からの手紙。
本当なら感動するはずのところなのに罪状もエグいし観客は笑いを堪えてる


怪しい芸能事務所社長の宇野さんの存在感と怪しげな佇まいはそこにいるだけで笑えてしまう。そっと伏せた写真は本当の娘さんの写真らしい。

こんなところに矢柴さん!

山中崇さん親子。すごく自然だと思ったらやはり本当の親子でしたか。
ナレーションに吹いた(笑)

安定の黒田さん。山の中の橋を逃げるショットは 滝を見に行く を思い出した

アクションシーンをどこかに入れたかったって突然の誘拐、アンタッチャブルのイメージとは、言われてみないとわからない(笑)

ちょいちょいある、長回し、ワンカットシーン。
セリフが面白いからか、これまでの作品同様苦痛なく観れる。

決して嫌な気持ちになる映画を作らない沖田修一監督。愛娘を見る優しい眼差しからもわかる

どの映画もエンドロールが好きなのだが、この作品も 漢字を知らない幼きどんちゃん本人が書いていてとてもとても好き

また観たいなぁ。。
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